独ソ戦当初、ソ連軍は指揮、輸送などの混乱で多くの物資を倉庫ごと
ドイツ軍に捕獲されました。その中でソ連軍の新型戦車に対抗できる砲
として着目されたのが76.2mmF22野戦砲でした。当初はそのまま使用
していましたがより使いやすく威力を増すためにドイツ側で改造が施され
ました。薬室をPak40と同じ装薬が使えるように拡大し増大した反動を処理
するためマズルブレーキを装着、操作ハンドルも砲手一人で操作できる
様に左側にまとめられ、防楯も上部を切り取り姿勢を低くしました。
ドイツ製のPak40が充足するまでの期間、最も有効な対戦車砲として
活躍、また各種自走砲の砲としても使用されました。