再軍備したドイツ軍は将来の戦闘には装甲車両を使った機動戦を行う
事になることを前提に様々な用途の車両を製作しました。その中で偵察
部隊用に作られたのがKfz.13/14アドラー装甲車でした。ドイツ軍は無線機
による迅速な情報伝達を重視し武装車のKfz.13と共に移動し無線通信を
担当するKfz.14も同時に開発、配備しました。Kfz.14は車内に無線機
を後ろ向きで搭載し起倒式大型フレームアンテナを備えています。
偵察部隊には機銃車4両と本車1両で構成され訓練のみならず
ポーランド戦などで実戦参加しドイツ偵察部隊の基礎となりました。