世界でもっとも有名なティーガーI型戦車として知られているのがイギリスのボービントン博物館に収蔵されているターレットNo.131のティーガーI型です。
第二次世界大戦でドイツ軍が開発、配備した重戦車ティーガーIの中で131号車は1943年4月21日、配備されていた北アフリカ戦線チュニジアにおいてイギリス軍と交戦。2両のチャーチル戦車を撃破したものの、イギリス軍の6ポンド砲の砲撃を受けて砲塔を損傷。コマンダーが負傷したことでその場に放棄されました。
戦闘の後にこの車両を捕獲したイギリス軍はこれを修復、各種のテスト、調査をしています。
戦後、ボービントン博物館に引き取られ、レストア作業が続けられ、2004年にレストアを終了。稼働するタイガーI型戦車として毎年その姿をファンの前に見せてくれています。