プラモデル通信販売「プラネット」

Fw190はBf109の補助戦闘機として開発され、欧州機としては珍しく空冷エンジンを装備した機体です。頑丈な機体にして高い運動性を誇り、それを可能にした合理的な設計とエンジン馬力に余裕があったため改修を重ねつつ大戦を通じて一線機であり続けました。

A-4は、MG17 7.92mm機銃2門、MG151 20mm機関砲2門、MGFF 20mm機関砲2門の武装を持ち、A型初期の決定版といえる機体で、基本型はA-3(509機生産)と同じですが、エンジンのBMW801D-2に水/エタノール噴射装置"MW50"を追加し瞬間最大出力を2100hpに引き上げ、最大速度は670km/hに達しました。その他にも空中交信用無線器が新型のFuG16Zに換装されアンテナ線の垂直尾翼側取付部もマスト状に変更されました。また、本土防空を担当した部隊の中には無線器を新型のFuG16Z-Eに換装し、左主翼下面にモラーネアンテナをつけた機体もありました。

《データ》全幅：10.5m、全長：8.85m、全高：3.95m、最大速度：670km/h、エンジン：BMW801D-2(離昇出力1,730hp)、固定武装：MG17 7.92mm機銃×2、MG151/20 20mm機関砲×2、MGFF 20mm機関砲×2