【実機解説】
キングフィッシャーとは翡翠(カワセミ)の事です。カワセミは、戦艦や巡洋艦などの砲撃観測を主任務とする航空機として開発され1939 年に採用、翌1940 年から部隊配備が開始されました。同世代に当る日本の零観に比べ低速な上に非力である、と言うようなイメージがありますが、そもそも敵勢力排除は艦上戦闘機に任せ観測任務に徹すると言う設計思想が元であり、その証左として沿岸哨戒から連絡、輸送など汎用機としては充分過ぎる性能を持って大戦終結まで活躍しました。
【模型解説】
太平洋戦争に参加したアメリカ海軍の巡洋艦や戦艦には必ずと言えるほど搭載されていたキングフィッシャーを1/32 スケールで再現しました。ワスプジュニア空冷星型9 気筒エンジンも完全再現。また艦載型とも言える水上型か沿岸哨戒に活躍した陸上型のどちらかを選択出来ます。