意外なことですが、キャタピラー社は、当初、アタッチメントやドーザーブレードの製作にはあまり力を入れておらず、ドーザーブレードを自社開発したのは1944年になってからでした。第二次大戦中のドーザーアタッチメントは、その多くがル・トゥルノー社によって開発されました。MM35851は、D7 7Mにル・トゥルノー社製XD7ドーザーブレードを取り付けた状態を再現します。XD7は1940年に導入された動力ドーザーブレードで、車体後方に取り付けたR7制御ユニットを介してコントロールされました。XD7付きD7は第二次大戦の軍用ブルドーザーの代名詞として、ありとあらゆるところで活躍し、飛行場建設や陣地構築、道路上の障害物除去、空爆後に瓦礫の山と化した市街地に道路を啓開するなど、戦略的とも言える重要な働きを果たしました。本キットでは、R7ユニットとドーザーブレードを精密に再現。ミリタリーファンのみならず、カーモデラー、建設機械マニアにもお勧めのキットです。