プラモデル通信販売「プラネット」

プラスチックモデルキット
CODE:0089195867735

【実車について】

第二次世界大戦で機動力を生かした戦いで地上戦の戦術を大きく変えたドイツ軍の主力戦車のひとつがIII号戦車です。
1935年に開発がはじめられたIII号戦車は1937年に最初のA型が完成、その後も戦況に合わせて改良開発が進められました。
突撃砲をはじめとするさまざまなバリエーションも生み出されましたが1940年に計画されたイギリス侵攻作戦「あしか作戦」で使用するために開発されたのが潜水戦車でした。
イギリス海峡を越えて戦車を上陸させるために海底を潜水した状態で移動できる戦車として開発されたのです。
ベースとなったのはIII号戦車とIV号戦車で水密加工や吸気システムなどの開発で水深約15m位まで潜水することができたといわれています。
残念ながら「あしか作戦」の中止により、その実力が試されることはありませんでしたが、その後、吸気システムなどを固定式のシュノーケルに変更するなど改修が行われ、ソビエト侵攻にあたっては河川渡河にその威力を大いに発揮したのです。


【キットについて】

III号潜水戦車はIII号F型、G型、H型のそれぞれをベースに改修された車両がありますが、モデルは5cm砲搭載のIII号G型をベースにした潜水戦車を組み立てやすさとリアリティを両立して好評をいただいているスマートキットでのモデル化!
すでに1/35スケールで好評発売中のIII号G型のキットをベースに、主砲シールドやターレットの防水パーツをはじめ、潜水戦車を完成させるために必要なすべてのパーツを追加したキットです。


【主な仕様】

車体や砲塔など、各パーツにスライド金型技術を採用し、複雑な形状を正確に再現。パーツ分割などにも注意が払われた設計で組み立ても確実です。
エンジンデッキやコマンダーズキューポラなどのハッチは開閉選択式でさまざまな情景設定や表情に変化をつけた仕上げを楽しんでいただけます。
潜水戦車専用部品を追加イギリス海峡での使用こそなかったものの、その後の大規模なソビエト侵攻作戦では渡河能力で活躍した潜水戦車だけに情景製作にアイデアも広がることでしょう。
さらに、III号戦車シリーズのコレクションも充実させる1台です。コレクションや作り較べも楽しみです。