■キット解説
メーカー初キットとは思えない手慣れた部品構成で、履帯はリアルな可動組立式を採用、エッチングパーツの使用によるハイディティールを再現。
さらにサスペンションは、ジオラマベースに合わせての調整が可能です。
もちろん、組立図には日本語も併記されています。
■実車解説
戦車開発の黎明期にあって列強各国は複数の砲塔を装備する多砲塔戦車の開発を行いました。
ドイツも例外ではなく1934年には試作車を2台、翌年には実戦にも耐えうる装甲板を使用した3輌が生産されました。
この3輌は1940年にはノルウェーで実戦に投入され、1輌は破壊されたものの、残りはドイツ本国へと輸送されました。
キットは唯一実戦に参加した3輌を再現したもので、主砲に75mm砲と37mm砲を並列装備、2つの副砲塔はそれぞれ7.92mm1挺が備えられました。
実車は全長6.6m、全幅2.19m、高さ2.98m、乗員6名という当時としては巨大なものでした。