F22はソ連が第一次大戦のM1902/30などの旧式火砲を更新するため
1936年に開発した野砲です。当時列強は野砲/対空砲兼用砲を開発
していると思われたため仰角75度まで指向できます。また車両牽引も
考慮されて50kmまでの牽引速度に対応できる砲架になっています。
車両牽引も考慮されていましたが馬曳でも運用されその場合には弾薬
リンバーと共に馬6頭立てで牽引されました。1936年から生産されました
が重量がそれまでより過大になるなどしたため軽量のUSVの開発も進め
られました。しかし1939年に生産が終了するまでに3000門近くが生産
され独ソ戦時にも野砲の主力として活躍し、捕獲したドイツ軍でも活用され
ました。