北アフリカ戦でドイツ軍の自走砲の活躍に注目したイギリス軍が1941年に
同種の車両を要求した事から開発が始まりました。砲は当時の主力榴弾砲
の25ポンド砲が選ばれ車体にはバレンタイン歩兵戦車が使われました。
砲塔を撤去した後に箱型の戦闘室に25ポンド砲を搭載する単純な方法
だったので早速1941年11月から生産が始められ北アフリカの英軍に配備
されました。しかし急造のため戦闘室の狭さや仰角の不足、搭載弾薬の
少なさ、移動速度の低さなど幾つかの問題が指摘されましたが英軍初の
自走砲として運用ノウハウの習得など貴重な経験をもたらしました。