第2次世界大戦中、T-34とともにソビエト軍の主力戦車として活躍した重戦車KVシリーズ。中でも追加装甲をボルト止めしたKV-1Bのプラスチックモデル組み立てキットです。砲塔はもちろん、車体にも追加装甲板をボルト止めした独特のスタイルを実感たっぷりにモデル化。数多いボルトの六角の頭も正確に再現され仕上がりの迫力も十分です。コマンダーズハッチは開閉選択式、主砲砲身は上下動が可能。ロードホイールはゴムタイヤなしの鋼製タイプをリアルに再現しました。スライドマークは3タイプをセット、砲塔に書かれたロシア語のスローガンも用意しました。ソビエト戦車兵の人形1体付き。
(ITEM 35142)
★完成時の全長194mm、全幅96mm
※掲載した画像はキットを組み立て、塗装したものです
【 ボルト止めされた追加装甲が無骨なソビエトの鎧武者 】 第二次世界大戦中、T-34と共にソビエト軍の主力戦車として活躍した重戦車、KVシリーズの一つがKV-1Bです。ベースとなったKV-1も重装甲、重武装を誇った戦車でしたが、ドイツの新型戦車を恐れたソ連軍はさらに装甲を強化。1940年型のKV-1に25mm~35mmの装甲板をボルト止めすることで、砲塔前面で120mm、側面で110mm、さらに車体も前部110mm、側面でも75mm~110mmに達する重装甲のKV-1Bを誕生させたのです。主砲には強力な76.2mm砲を搭載し、550馬力のディーゼルエンジンを装備していました。追加装甲をボルト止めしたスタイルから「アップリケアーマー」と呼ばれたKV-1Bは1941年7月まで生産され、ドイツ軍戦車部隊を相手に善戦したのです。
【 初回発売月 】 1988年10月
Facebookコメント