プラスチックモデルキット
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【M103A2 重戦車 ファイティングモンスターについて】
第二次世界大戦後の1957年からアメリカ陸軍と海兵隊で配備された重戦車M103は主砲に60口径120mm戦車砲を搭載、ソビエトの122mm砲を装備するスターリンやT-10戦車に対抗するため開発された戦車でした。
しかしながら機動力や航続距離などに改良を求める声があり、M60戦車の配備に伴ってM103A1も近代化改修が行われることになりました。
ディーゼルエンジン化が進められたため、まず、エンジンをA1のガソリンエンジンからコンチネンタルのV型12気筒ディーゼルエンジンに換装。
変速機も合わせて変更され航続距離は80マイルから300マイルへと改善されたのです。
加えて、測遠機や弾道コンピューター、照準器なども改修を施され、射撃精度の向上が図られました。
2両の試作車両は1962年に制式化され、同様の改修がすでに配備されていたM103A1に順次施され最終的に200両以上がM103A2として海兵隊に配備されたのです。
【モデルについて】
モデラーの話題を集めながら幅を広げているドラゴンのブラックラベルシリーズの最新作としてM103A2を再現。
もちろん、実車同様にM103A1からの改修ポイントは1/35スケールでもしっかりとモデル化され、その違いを確かめていただけるモデルに仕上がっています。
エンジン換装によりデザインも変更されたエンジンデッキ、車体のリヤパネルをはじめ、フェンダー上の工具ボックスやマフラーも新規パーツで違いを再現。M103A1とは違った表情が楽しみです。
さらに、エンジンデッキ、リヤパネルの変更に伴って変更された新しい主砲のトラベリングロックや左右フェンダー、アウトレットパイプなど、細部に至るまでM103A1と異なる部分は新金型パーツで製作し、違いを確実にモデル化しました。
また、今回は独特なフォルムの砲塔も、その形状をより正確に再現するためにさらに、車体の鋳造肌の再現にもいっそうの工夫、手直しを加えてレベルアップを目指しています。
履帯は組み立ても手軽なDSトラックを採用。組み立てやすさはそのままに新規パーツとの組み合わせでさらに高い基準を実現するための改修も行われた注目キットです。
すでに発売中のM103A1との作り較べやコレクションも違いが際立って楽しいでしょう。
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