ドイツ軍は各種牽引用に牽引トン数の違うハーフトラック形式の牽引車を
各メーカーに1930年代初頭から開発依頼をしていました。5ｔ牽引車を担当
したのがビューシング社でした。5ｔ牽引車は工兵用の機材運搬と10.5ｃｍ
榴弾砲の運搬が考えられていました。砲兵用では11名の運転手及び砲兵と
弾薬の搭載が要求されたため後部に大型の弾薬スペースを装備したため
ボディーは3列シートとなり工兵型とは一番の違いとなっています。BN9は
ビューシング社での呼称で5tハーフトラックの最終型で1939年から43年まで
生産されています。またBN9b型はブレーキを強化した改良タイプです。
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