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日本を含む第一次大戦の戦勝5ヶ国が1922(昭和3)年に締結したワシントン海軍軍縮条約により、日本は戦艦・空母さらには巡洋艦までをも所有に制約を受けることとなりました。それまでの海上防衛構想を見直す必要に迫られた海軍は、条約の制限を受けない軽巡洋艦以下の補助艦艇を増強するべく、まずは駆逐艦の拡大・増強に着手します。1928(昭和3)年に1号艦が引き渡され、以後「特型」とも呼ばれるこの駆逐艦は、従来型の駆逐艦より一回り大きな船体となりましたが、注目すべきはその大きさに比べ格段に向上した重武装と高い航海性能であり、この艦の出現は列強に衝撃を与えたとも言われています。
また、第三次ソロモン海戦にて米駆逐艦2隻に損害(うち一隻は撃沈)させるという大戦果を一隻で成し遂げています。
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