第二次大戦前にトルディ軽戦車を配備していたハンガリー軍は
より本格的な戦車を求めました。チェコの35(t)軽戦車の拡大版
T-21をライセンス生産することに決定しました。生産にあたり各部
の設計を変更、主砲も国産の40mm砲に変更するなどしたため
生産型の引渡しは1942年になりました。ソ連のT-34に対抗するには
力不足だったので主砲を75mm砲に変更したタイプが開発され
ました。砲の変更だけでなく砲塔も容積が大きくされ操作性を確保
していました。140両ほどが生産されソ連軍との戦闘に投入され
ました。