プラモデル通信販売「プラネット」

実車について


第二次世界大戦を通してドイツ軍は戦車部隊のより効率的で機動力を生かした戦闘をスムーズに実現するため、高性能な無線通信機を装備した指揮車両や通信車両を開発しました。戦車部隊で使用された指揮戦車は戦車をベースにした改造車両が用意され、運用されたのです。
その中でIII号戦車をベースにした車両も数多く開発されています。III号戦車の指揮戦車はD型をベースにした車両が1938年に登場。その後、1940年11月から42年1月にかけてH型をベースに作られたのがIII号指揮戦車H型です。
外観は通常のIII号H型と大きな違いはありませんが、それまでの指揮戦車と同様、砲塔にはダミーの砲身が装備されていました。
ベースとなったH型はIII号戦車の中では初めて最初から5cm砲を装備した新型砲塔を搭載。さらに装甲を強化、履帯も40cm幅のタイプへと変更されていました。308両が作られたH型ですが、指揮戦車は175両が生産されて、各部隊で活躍したのです。

モデルについて
モデルは1/35スケールで第二次大戦のドイツ軍III号指揮戦車H型を再現したプラスチックモデル組み立てキットです。
通常の戦車とは異なる指揮戦車ならではの特徴を余さずモデル化しています。

車体上部パーツ、砲塔は専用パーツを開発。通常の戦車とは違って固定された砲塔を装備する車体上部がしっかりと再現されています。

砲塔は形状のみならず内部も機関銃やテレスコープ、アンテナマウントなど、専用装備を詳細にモデル化。
加えて、車体内部、戦闘室部分も通信機器や戦闘室フロアなどを再現して作りごたえも十分です。
外観ももちろん、指揮戦車ならではの特徴を表現。エンジンデッキの上にめぐらされたフレームアンテナ、伸縮式スターアンテナは伸ばした状態、縮めた状態をそれぞれモデル化。選択して組み立て可能です。
アンテナが立ち並ぶ姿は指揮戦車ならではの楽しみにあふれています。
また、スライド金型で一体成型された車体下部にはアイドラーホイールやスプロケットホイールなど、H型の特徴を正確に再現。
組み立てやすいベルト式のDSトラックが足元を引き締めます。

かつてドラゴンのカタログで開発が発表されながらも、長らく発売されなかったファン待望の幻のキットです。
主な特徴
通常の戦車とは異なる 指揮戦車ならではの特徴を余さずモデル化
車体上部パーツ、砲塔は新金型で再現
砲塔は形状のみならず内部も機関銃やテレスコープ、アンテナマウントなど、専用装備を詳細にモデル化
エンジンデッキの上にめぐらされたフレームアンテナもしっかりと再現
伸縮式スターアンテナは伸ばした状態、縮めた状態を選択して組み立て可能
スライド金型で一体成型された車体下部にはアイドラーホイールやスプロケットホイールなど、H型の特徴を正確に再現
履帯は組み立てやすいベルト式のDSトラック